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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第20章 第四話 【永遠の少女】 永遠に理解し得ぬ二人
そこで考えたのが、常道として、時間の流れを正しく追う書き方、つまり第一子を出産したところから書き始めるべきだという想いと、今一つは時間を飛ばして第二子懐妊中から書いた方が良いかという二つのアイデアでした。
 前者の書き方だとすると、当然ながら第一子を出産したことや、その死などは第四話の中では過去形、或いは登場人物の回想として語られることになります。それだと何だか話を随分と端折ったような気がしないでもない。
 しかし、その部分を敢えて、さらりと書くのもまたある意味では効果的なのではという想いもありました。悩んだ末、結果としては回想として描くという手法を選択しました。これをご覧いただいた方でよろしければ、どちらが良かったかを―文芸作品としての観点からでなく、単なる個人の感想としてでも結構ですので―教えて頂ければ幸いです。
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