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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第21章 第二部【身代わりの王妃】 王の花嫁 
 現実には空に浮かんでいたのは龍ではなく虹であったのだが、そのときの神々しい虹を眺め上げた都中の占い師たちが
―これは何か朝鮮国に良きことが起こる前触れであろう。
 と、これが瑞兆であることを告げたという。
 ユンの王としての務めには、もちろん、大妃の念願でもある世継ぎの誕生が含まれていた。明姫が亡くなって三年、ユンは頑なに側室を持つことを拒んでいたが、四年目には愛妃の喪が明けたとして、新しい側室が新たに数人後宮入りした。
 以来、その側室たちが次々と御子を産んだものの、三人生まれたのはすべて王女ばかりである。口さがない者たちは
―和嬪さまの怨霊がこの世に深い恨みを残しているために、いつまで経っても国王さまに世子さまがお生まれにならないのだ。
 などと言っているのは知っている。
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