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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第22章 第二部【身代わりの王妃】 稚(おさ)な妻
春花には兄と弟が一人ずついたけれど、父は女の子が仏像を彫っていても、難しげな本を読んでも、少しも嫌な顔をしなかった。
―お父さま(アボニム)、私は大きくなっても、たくさん学問がしたいの。
そう言った春花に眼を細めて、よしよしと頭を撫でてくれた。だが、いつの頃からか、女は男と違い、学問なんてしてはいけないのだと知ることになる。ある日、春花は女も学問をしたいのなら、寺に入れば良いと教えて貰った。
教えてくれたのが誰なのかは憶えていない。でも、その日から、小さな胸に希望の灯が灯った。
―お父さま(アボニム)、私は大きくなっても、たくさん学問がしたいの。
そう言った春花に眼を細めて、よしよしと頭を撫でてくれた。だが、いつの頃からか、女は男と違い、学問なんてしてはいけないのだと知ることになる。ある日、春花は女も学問をしたいのなら、寺に入れば良いと教えて貰った。
教えてくれたのが誰なのかは憶えていない。でも、その日から、小さな胸に希望の灯が灯った。