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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第3章 第一話【桜草】 逢いたくて~恋ごころ~
 女官は中殿と呼ばれる王妃や側室より目立ってはいけない。だから、普段は地味な装いを義務づけられている。間違っても華美な装飾品で身を飾ることは許されない。
 しかしながら、人眼のない真夜中まで、それをとがめ立てられはしない。せめて好きな男に逢うのだから、これくらいのオシャレはしておきたい。
 好きな男に逢いにゆく。その事実に明姫は今更ながらに心躍らせていた。心臓は嫌が上にも鼓動を速めている。
「桜草が群れ咲いている殿舎、かなり遠いのね」
 明姫はユンが待ち合わせ場所に指定した殿舎の前に立ち、周囲を落ち着きなく見回した。ここは後宮の外れに位置する。また住む人もおらぬ今は、昼間でも滅多に近くを通る人はいなかった。
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