この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第24章 第二部【身代わりの王妃】 ひそやかな恋情 
「私の我が儘におつきあい下さり、ありがとうございます」
 春花は小さな声で礼を言った。
「いや、中殿。先刻の―」
 ユンは言いかけて言葉を飲み込んだ。
―そんなに宮殿での暮らしが辛いのか?
 そう訊ねようとしたのだけれど、今、それを言ったところで、どうにもならないと判ったからだ。今すぐ彼女を自由の身にしてやれはしないのだ。それに、春花の口から
―あなたの側にはいたくない。
 決定的な言葉を聞かされるのが怖かった。
 春花が消え入りそうな声で続けた。
「本当は兄にもお逢いして頂きたかったのですが」
/1905ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ