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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第25章 第二部【身代わりの王妃】 想いのゆくえ
―きっと亡くなられたその方も旦那さまがいまだにその方との想い出を懐かしく思い起こされていると知れば、歓ばれるでしょう。
ふと昼間の春花の言葉を思い出し、ユンは淡く微笑した。
私が思い出すことで、明姫が歓んでいるのなら、それも満更悪いことではないかもしれないな。自然にそう思えてくるから、不思議である。
その中に、ふと考えた。
―中殿はどうしているのだろう。
思い出すと、無性に顔を見たくて堪らなくなった。が、こんな時間に中宮殿を訪ねるわけにはいかない。いや、世の常の夫婦関係であれば、訪ねたとて何の不思議もないのだが、春花とは例の約束もある。
ふと昼間の春花の言葉を思い出し、ユンは淡く微笑した。
私が思い出すことで、明姫が歓んでいるのなら、それも満更悪いことではないかもしれないな。自然にそう思えてくるから、不思議である。
その中に、ふと考えた。
―中殿はどうしているのだろう。
思い出すと、無性に顔を見たくて堪らなくなった。が、こんな時間に中宮殿を訪ねるわけにはいかない。いや、世の常の夫婦関係であれば、訪ねたとて何の不思議もないのだが、春花とは例の約束もある。