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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第25章 第二部【身代わりの王妃】 想いのゆくえ
隠れ家まで来ると、近くの目立たない場所に内官たちはそれぞれ散らばっていった。そこから各自、それとなく護衛をするのだ。隠れ家の少し前方には黄内官自身が見張りに立った。
そっと押すと、古めかしい扉はわずかに軋んだ音を立てて開いた。彼の予想は的中した。彼の許から逃げ出した幼い妻は疲れ果てた様子で眠っていた。固いだろうのに、剥き出しの床に胎児のように円くなって熟睡している。