この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第26章 第二部【身代わりの王妃】 哀しみの果て
「確か噂では、国王殿下のご寵愛が凄かったって聞いてるわ」
「そうなのよ。その和嬪さまに、新中殿さまは生き写しなんですって。和嬪さまをよく知っているある尚宮さまなんかは、双子なんていうもんじゃない、あれは本人が生き返ってきたとしか思えないって。それくらい似ているらしいのよ」
「なるほど、それで国王殿下が中殿さまに夢中なのね」
「領相大監はそこら辺を十分判ってらしたから、今度、新しい王妃さまを冊立するからには、絶対、和嬪さまによく似た美しい娘をってことで、都中を探し回ったそうよ」
「そうなのよ。その和嬪さまに、新中殿さまは生き写しなんですって。和嬪さまをよく知っているある尚宮さまなんかは、双子なんていうもんじゃない、あれは本人が生き返ってきたとしか思えないって。それくらい似ているらしいのよ」
「なるほど、それで国王殿下が中殿さまに夢中なのね」
「領相大監はそこら辺を十分判ってらしたから、今度、新しい王妃さまを冊立するからには、絶対、和嬪さまによく似た美しい娘をってことで、都中を探し回ったそうよ」