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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第4章 第一話【桜草】 蜜月と裏切り 
「六つの頑是ないそなたを女官にすると決めた時、私は今だからこそ言うが、かなりの迷いがあった。そなたにはその理由が判るか?」
 しばらく考えた後、明姫は小首を傾げた。
「女官は生涯、国王殿下や中殿さまに忠誠を捧げて後宮で過ごします。ゆえに嫁ぐこともなく一生を終える者が多く、それゆえに伯母上さまが躊躇われたのでは?」
 崔尚宮がうっすらと微笑んだ。
「むろん、それもある。だが、断じて、それだけではない」
 崔尚宮のまなざしがふと遠くなった。
「私は十一歳で入宮した。別に誰から強制されたわけでもなく、自ら志願して女官になったのだ。以来、既に二十六年が過ぎている。後宮で育ち、多感な少女期も過ごした。様々な人と出逢い、幾多の出来事にも遭遇した。中には二度と帰らぬ人となった者もいる」
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