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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第5章 第一話【桜草】 別離という選択

自分には生涯誰にも嫁ぐつもりなんてないのに、とは、とても言えなかった。結局、今までクヒャンの言葉に甘えてしまっている。
それではいけないと四ヶ月ほど前からは明姫も刺繍を始めた。後宮にいたといっても、特に技術職の専門として働いていたわけではない。何か仕事をと思っても、なかなかこれといったものが見つからず悩んでいたところ、クヒャンに手慰みでやっていた刺繍を褒められ、これをやってみたらと勧められたのだ。
それではいけないと四ヶ月ほど前からは明姫も刺繍を始めた。後宮にいたといっても、特に技術職の専門として働いていたわけではない。何か仕事をと思っても、なかなかこれといったものが見つからず悩んでいたところ、クヒャンに手慰みでやっていた刺繍を褒められ、これをやってみたらと勧められたのだ。

