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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第7章 第二話 【桔梗の涙】 異変
例えるなら咲き誇る牡丹のように艶やかであり、なおかつ典雅な美貌は若き日の大妃にうり二つでもあった。もっとも、王妃が受け継いだのは伯母の美貌だけでなく、権高で誇り高く嫉妬深い性格もまたしかりであったが。
桜色の座椅子(ポリヨ)に座った王妃の後ろには、四季とりどりの花々が精緻かつ大胆に描かれた屏風がある。今、その屏風を背景にやはり薄桃色のチョゴリに萌葱色のチマを纏った王妃は匂うかのように美しかった。
「中殿さま(チユンジヨンマーマ)、食後のお茶はいかがなさいますか?」
桜色の座椅子(ポリヨ)に座った王妃の後ろには、四季とりどりの花々が精緻かつ大胆に描かれた屏風がある。今、その屏風を背景にやはり薄桃色のチョゴリに萌葱色のチマを纏った王妃は匂うかのように美しかった。
「中殿さま(チユンジヨンマーマ)、食後のお茶はいかがなさいますか?」