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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第11章 第二話 【桔梗の涙】 しばらくの別離   
 黄内官が執務机に近寄り、声を低めた。
「僭越を承知でお訊ね申し上げます。淑媛さまの処遇は、どのようになさるおつもりで?」
「まだ決めてはいない」
 疲れの滲んだ声に、黄内官は痛ましげに眼を伏せた。
「黄内官、やはり少し眠ろうかと思う。しばらく誰も近づけないでくれ」
 ユンは黄内官に弱々しく微笑んだ。
夜になった。夕方近くなって寝所から出てきたユンは黄内官に無表情に告げた。
「淑媛の許に参る」
「はい、殿下」
 黄内官はユンの哀しい覚悟をひとめで悟ったのか、やり切れない表情で頷いた。
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