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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第2章 第一話 【桜草】 戸惑いと、ときめきと
ほっそりとした肢体なのに服の上からも肉感的で何ともいわれない色香がある。おまけに容貌も面長で愁いのある顔立ちは後宮でもなかなか見かけないほどの美貌だ。同性の明姫ですらこれだけ心動くのだから、男なら、誰もが惹かれずにはいられないのではないか。
さしずめ、隣を歩くこの男も―。
しかしながら、マルが〝おじちゃん〟と呼んでいるこの若い男は何者なのだろう。ソル老人と男の会話には〝ソンドン〟という名前が出できたが、どうやら、ソンドンを仲立ちとして、彼等は繋がっているような節が会話の端々から窺えた。
さしずめ、隣を歩くこの男も―。
しかしながら、マルが〝おじちゃん〟と呼んでいるこの若い男は何者なのだろう。ソル老人と男の会話には〝ソンドン〟という名前が出できたが、どうやら、ソンドンを仲立ちとして、彼等は繋がっているような節が会話の端々から窺えた。