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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第12章 第三話 【観玉寺の廃妃】 再会
王自らの決断で宮殿を追放した廃妃にいまだ恋慕の情を抱き、あまつさえ宮殿を抜け出して逢いにいったと知れれば、大事になる。王の立場は今、不安定だ。生まれながらの王として育ち、父王の後を受けて幼くして王位についたものの、御子の一人もない。
古くからの大臣たちの意見ばかりでなく、若い臣下たちの意見も積極的に入れ、若い有能な人材であれば家柄を問わず登用する。飢饉が起これば、すみやかに国庫を開いて窮民に粥を炊き出してふるまったり、国への貢納品を少なくするなど、民への負担の削減にも務めている。
古くからの大臣たちの意見ばかりでなく、若い臣下たちの意見も積極的に入れ、若い有能な人材であれば家柄を問わず登用する。飢饉が起これば、すみやかに国庫を開いて窮民に粥を炊き出してふるまったり、国への貢納品を少なくするなど、民への負担の削減にも務めている。