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身代わりの王妃~おさな妻~続・後宮悲歌【후궁 비가】
第12章 第三話 【観玉寺の廃妃】 再会
「いかにも淑媛さまらしいですね。ですが、山頂の冬は厳しく、川水は冷たい。くれぐれもご無理はなさいませんように」
「はい、慈鎮さま」
慈鎮というのは若い僧の名前なのだろう。慈鎮もまたにっこりと笑みを返し、一礼してから僧坊の方へと歩いていく。
明姫もまた小さく頭を下げ、慈鎮を見送っている。
ユンは誘(いざな)われるかのように明姫の後を少し離れて付け始めた。
どこに行くのかと思っていたら、明姫は真っすぐ本堂に向かっている。
「はい、慈鎮さま」
慈鎮というのは若い僧の名前なのだろう。慈鎮もまたにっこりと笑みを返し、一礼してから僧坊の方へと歩いていく。
明姫もまた小さく頭を下げ、慈鎮を見送っている。
ユンは誘(いざな)われるかのように明姫の後を少し離れて付け始めた。
どこに行くのかと思っていたら、明姫は真っすぐ本堂に向かっている。