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第3章 言い伝え

「かっ…噛んじゃ…ダメッェ…」

優しく撫でられていた乳首は、次の瞬間には噛まれ、程良い痛みが押し寄せる。
乳首だけで狂わされているのに、俊樹さんの手がスエットの中に入って行く。
跨いで立っている私の中心は無防備で、触って欲しいと言わんばかりの体制だったことに気がつく。
気がついた時には遅く、ショーツの中の大事な部分をゆっくりと撫で始めていた。

「手を…離してもらえる？」

余りの快楽からしがみついていたことに気がつき慌てて身体を離して一定の距離を取る。

「私の右手はどこにある？」

下から見上げられ恥ずかしさから一気に顔が赤くなるのが自分でも分かる。
血液が沸騰したかのように全身を流れ熱くなるのが分かるほどに。

「どこにある？」

花弁の間に指を入れ込み蜜と共にニュチャニュチャと卑猥な音を立てながら、俊樹さんの指がどこにあるのか聞く。

「私の……大事な場所…」

淫語など使えず、俊樹さんの欲しい言葉ではないと分かりつつ曖昧に答えた。
フッと彼の顔が綻び、キュッと中に入ろうとする。

「その指は…どこに入りたがってる？」

浅い場所で抜き差しをしながら誘導尋問のように言わせられる。
彼の目を見ていると素直に言葉が口に出る。

「私の中に…入りたがってます」

「華は、どうしてほしい？」

指を引き抜いてその勢いで花芽を撫でる。

「アッ…」

身体が跳ね、目線がずれた。

「私を見て…。華…私を見て言って」