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遠い日の約束。
第3章 言い伝え
「そろそろ片づけをして帰ろうか」
「そうですね。帰ってからゆっくりしてください」
「また敬語!!」
軽く頭を小突かれ優しく笑った。
どうしてもうまくしゃべれない。
気を抜くと敬語にもどってしまう。
「急には無理なので…気長に待っていてくだ…待ってて…ね?」
最後は疑問形で返してしまった。
そんな私に微笑み返し片づけを始めた。
だけど、片付けも私の出番はなく、食べた食器を簡単に荒いシュラフとストールを片付けるぐらいしかすることがなかった。
寒いから車に乗っていてと言われたけど、それは申し訳なくて、何もすることがなくても傍にいた。
傍に…いたかった。
全てを車に乗せ終えると忘れ物がないか湖に戻った。
自分たちがいた場所を見回して何も落ちていないことを確認する。
確認して俊樹さんの方に歩いて行く。
「そうですね。帰ってからゆっくりしてください」
「また敬語!!」
軽く頭を小突かれ優しく笑った。
どうしてもうまくしゃべれない。
気を抜くと敬語にもどってしまう。
「急には無理なので…気長に待っていてくだ…待ってて…ね?」
最後は疑問形で返してしまった。
そんな私に微笑み返し片づけを始めた。
だけど、片付けも私の出番はなく、食べた食器を簡単に荒いシュラフとストールを片付けるぐらいしかすることがなかった。
寒いから車に乗っていてと言われたけど、それは申し訳なくて、何もすることがなくても傍にいた。
傍に…いたかった。
全てを車に乗せ終えると忘れ物がないか湖に戻った。
自分たちがいた場所を見回して何も落ちていないことを確認する。
確認して俊樹さんの方に歩いて行く。