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遠い日の約束。
第4章 本当の気持ち
「手を取る相手を間違えるな。三宅はいいやつだが…きっと奥さんとは別れないだろう…それが運命…あいつの宿命だ」

部長の瞳が揺れた。
そして目じりで微かに光る涙。
私と春馬の関係がばれていたことが分かっても、それは重要じゃないような気がした。
今、目の前で真剣に私と対峙している部長は、いつも知っている部長ではなかった。

「今度こそ…幸せを掴み取れ!華!!」

力強い瞳で見つめられる。
私は何も言えず、ただ頷くだけしかできなかった。
部長は言いたいことを言って満足したのか、私の頭をクシャクシャと撫でまわし立ち上がって店に向かって歩き出した。
店の前にはいつの間にか俊樹さんが立っていた。
俊樹さんは部長に軽く頭を下げてから私の傍まで歩いてくる。
そして何も言わずに私の手を引いて大通りに向かって歩き出した。
大通りに出てタクシーが通るのを待つが週末だけあって中々つかまらない。
通ったとしても賃走ばかりだ。
10分ぐらい待てば、やっと一台止まる。
何も言わずに私をタクシーに押し込み、自宅の住所を告げた。
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