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遠い日の約束。
第11章 情と愛
無理をしながら私が泣かないように毎晩抱きしめて寝てくれる。
私と一緒に寝るのは辛いはずなのに、嫌な夢をみないように今でも抱きしめて眠る。
そして最近少し変わったこともある。
たまに目を覚ますと、どこか寂しそうな瞳で私を見つめている。
私を見ているようで私を見ていない。
そんな気がする瞬間がたまにある。
そんな瞳をさせるのはきっと私のせい。
私がいるだけでつらい思いをさせるのなら私は消えたほうが良い…
だから、俊樹が出張で家を空ける今週に出て行こうと決めていた。
決めていたけど…俊樹が先手を打つ。
話合いがどうなるか分からない。
だけど、きちんと話さなければ余計に俊樹を傷つけると気がついた。
黙っていなくならなくてよかったと思う。
最後まで傷つけることなくさよならを言いたい…
私と一緒に寝るのは辛いはずなのに、嫌な夢をみないように今でも抱きしめて眠る。
そして最近少し変わったこともある。
たまに目を覚ますと、どこか寂しそうな瞳で私を見つめている。
私を見ているようで私を見ていない。
そんな気がする瞬間がたまにある。
そんな瞳をさせるのはきっと私のせい。
私がいるだけでつらい思いをさせるのなら私は消えたほうが良い…
だから、俊樹が出張で家を空ける今週に出て行こうと決めていた。
決めていたけど…俊樹が先手を打つ。
話合いがどうなるか分からない。
だけど、きちんと話さなければ余計に俊樹を傷つけると気がついた。
黙っていなくならなくてよかったと思う。
最後まで傷つけることなくさよならを言いたい…