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遠い日の約束。
第12章 それぞれの想い
膝の上に乗せている手をギュッと握りしめた。

「立花は良い男だ。仕事もできて、優しい。お前と別れたと聞いたらアタックする女もたくさんいるだろう。向こうに戻れば金髪の姉ちゃんが言い寄るかもしれんな…その中のひとりと付き合いだして愛を育んで結婚して子供ができて幸せな人生を歩んでいく…そこにお前の存在は不要だ。必要ない!!だから関わるなよ。お前が自ら手放すんだ…他の女と幸せになる姿を見守ることも許さない!!」

手元にある日本酒を飲み干して、がたんとテーブルに置いた。
その音が私の心に鈍く響き渡る。
部長に言われるまで、その先のことまで考えもしなかった。
ずっと一人で生きていくとも思っていなかったけど、私以外の女性と愛しあうなんて想像もしていなかった。
だけど、部長が言うように私以外の人と出会い結ばれて…


私以外の人を抱きしめるの?


私以外の人とキスをするの?


私以外の人を抱きしめて寝るの?


私以外の人とえっちするの?


私以外の人と幸せになるの?


それは…

「いや…そんなの嫌…」

想像しただけで吐き気がするほど嫌だった。
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