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遠い日の約束。
第12章 それぞれの想い
「俺も幸せになる努力は惜しまないつもりだ。今まで放っておいた時間を埋めていこうと思ってる。それが第一歩。焦らず、俺たちなりの家族の在り方を模索していこうと思ってるよ。…逃げるのは簡単な事だと思う。楽だよな。だけど、俺は向き合いたいと思った。その先に幸せがあると信じて…華も信じて見ないか?今は辛いかもしれないが…好きになった相手だ。どんな苦労も乗り越えて幸せになれると…躓いたら起こしてもらえばいい。それがパートナーじゃないのか?俺はそう思うよ…偉そうなこといえないけどな」
「それでいいと思うぞ。模索しながら生きていけ。それが人と人が交わるってことだ。…もし、お前と立花が別れる時は…立花がお前の前からいなくなる時だけだ…ありえんと思うがな。なぁ三宅」
部長の言葉を受けて春馬はうれしそうに笑った。
「ですね。それはありえませんね。あいつは、華の事溺愛してますからね」
ふたりは目配せをして納得してお酒を飲み始めた。
「それでいいと思うぞ。模索しながら生きていけ。それが人と人が交わるってことだ。…もし、お前と立花が別れる時は…立花がお前の前からいなくなる時だけだ…ありえんと思うがな。なぁ三宅」
部長の言葉を受けて春馬はうれしそうに笑った。
「ですね。それはありえませんね。あいつは、華の事溺愛してますからね」
ふたりは目配せをして納得してお酒を飲み始めた。