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遠い日の約束。
第14章 想いの深さ
私はテーブルの上に置いてある果物ナイフが目に入り、それを握って胸元に軽く当てた。
恐怖で声さえ出ない様子で、怯えた目で私を見つめた。
その瞳を逸らすことなく見続けながら、ナイフでランニングシャツを引き裂いた。
今、何が起きているのか分からず恐怖と戦っている表情…
これならいけると判断して、一気に畳みかけることにした。
一度離れて、上から声で押さえつける。

「脱げよ…全部脱いで、裸を晒せ」

口調が変わった私にビクつき震える。

「脱げって言ってるだろう」

ナイフを枕元に突き立てて恐怖心を煽る。
彼女は泣きながら私の言うことを聞く。
羞恥心など何もない。
今の彼女は私から与えられている恐怖心でどんな命令だって聞く。
たとえ信じられない命令でも、変貌した私の前には逆らえない。

「脱いだら、そのまま足を開け」

一瞬躊躇いを示すが、逸らさない私の瞳をみて、ゆっくりとだが私の言うとおりに動く。
恥ずかしげもなく両足を開き秘部を隠すことなく露にする…


―――気持ちが悪い。


けど、これをさせたのにも理由はある。
私はポケットから自分のスマホを取り出して、彼女の姿を何枚か取る。
顔を背ければ、一言罵声を浴びせれば言うことを聞く。
顔も入った恥ずかしい写真を撮り終えると、彼女の携帯を取り上げた。
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