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遠い日の約束。
第16章 遠い日の約束。

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食事を終え、星を観察している頃には子供たちは眠りについていた。
その後、私たちはホットワインを飲みながら夜空を見上げる。
あの時と変わることのない星空。
この輝きを葉月と美弥も見ていたのかもしれないと思うと、どこかうれしくなる。

「華とこうして夜空を見上げられて幸せ」

俊樹が耳元で囁く。

「私も…新しい家族が増えて…幸せよ」

振り向くと、チュッとキスをする。

「俊樹…見つけてくれてありがと…」

そう、俊樹が私を見つけてくれたから、この幸せがある。

「こちらこそ…私を好きになってくれてありがとう」

お互いが素直な気持ちを口にする。
長かった苦しみも漸く消えてなくなり、新しい人生が始まろうとしていた。






「俊樹…愛してる…。これからも私だけを愛して…」






「私も…華だけを愛してる…もう離さないから…命尽きるまで…共にいて」






そう言って、唇を重ね合わせる。

幾万と降りそそぐ星空の下。
わたしたちは長い年月を超えて、あの時の約束を果たす。









そう…












遠い日の約束を…












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