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遠い日の約束。
第18章 あけましておめでとうございます。
最後の最後までイライラが止まらない。
もう少しで今年も終わろうとしているのに何も終わっていない。
パパは子供たちを寝かせつけてくれてるのはありがたいと思う。
だけど、出したおもちゃは片付けさせて欲しい。
そして、寝かせ付けに行って1時間…
きっと子供たちと一緒に寝ている。
このおせち料理が出来上がっても、あのおもちゃを片付けなければいけない。
今年中に終わるのだろうか…
きっと無理…
だって、もうやる気がない。
悪態をつきながらやるべき事をやっていく。
だって、文句を言ってもやらないと終わらないから。
全てが終わったのは23時を過ぎていた。
一息ついて、子供たちの寝顔を見に行った。
襖を開けて覗いてみると、気持ちよい寝息が聞こえてくる。
どんなにイライラしていても、子供の寝顔を見ると心は落ち着く。
私の大事な大事な天使たち。
子供を持つことを諦めていた私が母となり、今はそれなりに幸せ。
イライラするのも、この子たちがいてくれるから。
そう想いながら、有希と諒の頭を撫でて、出ている腕を布団の中に入れた。
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