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遠い日の約束。
第18章 あけましておめでとうございます。
「おつかれさま」
いつもの優しい瞳が私を見据える。
「お風呂入っておいで」
身体を起こしながらパパはにっこりと笑って告げる。
その笑顔が癪に障る。
そんなに優しい顔をするのなら片付けぐらい手伝ってほしい…
そんなことは口が裂けても言えず…黙ってお風呂に入りに部屋を出た。
少しぬるくなったお風呂にお湯をつぎ足しながら入って、一年を振り返る。
結婚して6年。
子供たちも5歳と3歳になって、幸せだと思う。
パパも以前と変わらず優しい。
それでも不満はあるわけで…
子供ができたら子供中心になるのは分かってる。
だけど…もっと私を見て欲しい。
子供たちが生まれる前みたいにイチャイチャもしたい。
そう思うのは我儘なのかな?
子供がいてパパがいて、それ以上を望んだらダメなのかな?
お風呂の中に口までつけてブクブクと泡立てる。
「最後の最後に寂しいな」
そう呟いて、ひとりで年越しそばでも食べようとお風呂出た。
いつもの優しい瞳が私を見据える。
「お風呂入っておいで」
身体を起こしながらパパはにっこりと笑って告げる。
その笑顔が癪に障る。
そんなに優しい顔をするのなら片付けぐらい手伝ってほしい…
そんなことは口が裂けても言えず…黙ってお風呂に入りに部屋を出た。
少しぬるくなったお風呂にお湯をつぎ足しながら入って、一年を振り返る。
結婚して6年。
子供たちも5歳と3歳になって、幸せだと思う。
パパも以前と変わらず優しい。
それでも不満はあるわけで…
子供ができたら子供中心になるのは分かってる。
だけど…もっと私を見て欲しい。
子供たちが生まれる前みたいにイチャイチャもしたい。
そう思うのは我儘なのかな?
子供がいてパパがいて、それ以上を望んだらダメなのかな?
お風呂の中に口までつけてブクブクと泡立てる。
「最後の最後に寂しいな」
そう呟いて、ひとりで年越しそばでも食べようとお風呂出た。