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第18章 あけましておめでとうございます。

「うん。僕、並べたの。ママうれしい？」

「私ね。パパと一緒にお雑煮つくったんだよ。ママと同じ味になったよ」

ふたりとも嬉しそうに話す。
いつもは、やんちゃで手を焼いてイライラすることも多いけど、それでもこの子たちは私の宝物。
ママになれないと諦めていたのに子供を授かり、子育ての苦労を分かり、それはそれで幸せなのかもしれない。
この笑顔をみると、苦労なんて吹き飛んでしまうから。

「ありがとう…ママうれしいよ。また一年よろしくね」

「「うん」」

子供たちは大きな声で返事をして、それぞれが自分の席に座った。
お正月ということで、私とパパは日本酒、子供たちはジュースで一年の始まりを祝う。

「あけましておめでとうございます。」

「「あけましておめでとうございます」」

パパが言葉をかけると子供たちは元気な声であいさつをする。

「あけましておめでとうございます」

私も子供たちとパパを見て新年のあいさつをする。

「2018年がみなさんにとって健やかな年になりまうように…」

「2018年が読者様にとって良い一年になりますように…」

パパと私が挨拶をすると子供たちはお互いに見つめ合ってフフフッと笑って…

「「みんなが…幸せになれますように！！」」

子供たちは声を合わせて大声で告げた。



みんなが幸せになれますように…



2018年が全ての人たちにとって幸せでありますように…


FIN.