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遠い日の約束。
第18章 あけましておめでとうございます。
「僕ね。お手伝いしたんだよ。」
諒がうれしそうに話しながら私の手を引いてテーブルに連れて行く。
テーブルに着くと、有希が椅子を引いて座るように促してくる。
「ママ?一年間ありがとう…」
有希は少し恥ずかしそうに話すと、ダーッと走って俊樹に抱き付いて顔を埋めた。
「あ~…お姉ちゃんずるい!!ママ抱っこ」
諒は私の方に手を伸ばしてくるから、その手を取って抱きしめた。
俊樹は有希を抱いたまま私の方に歩いてくる。
そして私の頭に手を添えて片手で抱きしてくれた。
「ママ…一年間ご苦労様。また色々あるだろうけど、有希・諒ともどもよろしくね…」
そう言って髪の毛に軽くキスをしてくれた。
そしてふたりに聞こえないように耳元でささやかれる。
「華…ふたりの時も…よろしくね」
その言葉に、昨日の事が蘇り、顔が火照って熱くなった。
「ママ?顔が赤いよ?」
私に抱かれている諒が不思議な顔をして私を見つめていた。
「んっ…なっ…なんでもないわよ…それより…これどうしたの?」
話を逸らすためにテーブルの上に並べられているモノを聞いてみた。
「それね…一年間頑張ったママにご褒美なんだって。ぐっすり寝ているママを見てギリギリまで寝かせてあげたいって有希が言うからね。パパたちだけで準備してママを驚かせようってなったんだよ。雑煮は有希と一緒に作って、諒はお箸とお皿を並べたんだよね」
その言葉と心遣いにうれしくて涙が出そうになった。
諒がうれしそうに話しながら私の手を引いてテーブルに連れて行く。
テーブルに着くと、有希が椅子を引いて座るように促してくる。
「ママ?一年間ありがとう…」
有希は少し恥ずかしそうに話すと、ダーッと走って俊樹に抱き付いて顔を埋めた。
「あ~…お姉ちゃんずるい!!ママ抱っこ」
諒は私の方に手を伸ばしてくるから、その手を取って抱きしめた。
俊樹は有希を抱いたまま私の方に歩いてくる。
そして私の頭に手を添えて片手で抱きしてくれた。
「ママ…一年間ご苦労様。また色々あるだろうけど、有希・諒ともどもよろしくね…」
そう言って髪の毛に軽くキスをしてくれた。
そしてふたりに聞こえないように耳元でささやかれる。
「華…ふたりの時も…よろしくね」
その言葉に、昨日の事が蘇り、顔が火照って熱くなった。
「ママ?顔が赤いよ?」
私に抱かれている諒が不思議な顔をして私を見つめていた。
「んっ…なっ…なんでもないわよ…それより…これどうしたの?」
話を逸らすためにテーブルの上に並べられているモノを聞いてみた。
「それね…一年間頑張ったママにご褒美なんだって。ぐっすり寝ているママを見てギリギリまで寝かせてあげたいって有希が言うからね。パパたちだけで準備してママを驚かせようってなったんだよ。雑煮は有希と一緒に作って、諒はお箸とお皿を並べたんだよね」
その言葉と心遣いにうれしくて涙が出そうになった。