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遠い日の約束。
第19章 後始末
「美江さんと同じ会社で働いている三宅といいます。娘さんは電話に出れる状態ではないので代わりにださせてもらいました。」
『どう言うことだ?…美江は泣いているのか?……お前…美江に何をした』
電話越しでも篠原の泣き声は聞こえているようで篠原社長は怒り心頭のようだった。
「何かしたのは、貴方の娘さんのほうですよ。…泣いていて埒が明かないので、こちらに来ていただけませんか?」
『私に来いだと?』
「ええ。娘さんを連れ出すのはやめたほうがいいと判断しましたので…それに、警察が介入する前に篠原社長と話がしたい。」
警察と口にしたからか、篠原社長は一瞬声をあげなかった。
『分かった…今すぐ行こう…娘に…手を出すなよ』
「心配しないでください。貴方の娘さんに興味はありませんから」
それだけ言い放つと一方的に電話を切って、携帯を篠原が座っているソファーに投げた。
「社長が来るそうだ…自分の口から全てを話せよな…」
『どう言うことだ?…美江は泣いているのか?……お前…美江に何をした』
電話越しでも篠原の泣き声は聞こえているようで篠原社長は怒り心頭のようだった。
「何かしたのは、貴方の娘さんのほうですよ。…泣いていて埒が明かないので、こちらに来ていただけませんか?」
『私に来いだと?』
「ええ。娘さんを連れ出すのはやめたほうがいいと判断しましたので…それに、警察が介入する前に篠原社長と話がしたい。」
警察と口にしたからか、篠原社長は一瞬声をあげなかった。
『分かった…今すぐ行こう…娘に…手を出すなよ』
「心配しないでください。貴方の娘さんに興味はありませんから」
それだけ言い放つと一方的に電話を切って、携帯を篠原が座っているソファーに投げた。
「社長が来るそうだ…自分の口から全てを話せよな…」