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遠い日の約束。
第21章 運命(さだめ)
「俺にしてやれることはそれしかない…昔は色々と諭すこともできたのに…今の俺には何も力にもなれない」
「いいえ…色々なところで部長には助けていただきました。何度も何度も助けてもらいました。今回のことも、みなさんのおかげだと思っています…華が落ち着いたら…またみんなで翔さんの店で集まりましょう…」
「そうだな…」
慰めるつもりが最後には俺のほうが慰められる。
ここにいても俺の役目もなにもないと思い廊下にでると、草野のご両親が傷心しきった様子で座り込んでいた。
俺は会釈だけして家に帰った。
「おかえりなさい。あなた。」
家に帰ると妻の美由紀が笑顔で迎えてくれた。
俺はなんとも言いようのない気持ちがこみ上げてきて美由紀を抱きしめた。
「どうなさったの??なにか辛いことでもありましたか?」
優しい声音が俺の心を落ち着かせる。
「いいえ…色々なところで部長には助けていただきました。何度も何度も助けてもらいました。今回のことも、みなさんのおかげだと思っています…華が落ち着いたら…またみんなで翔さんの店で集まりましょう…」
「そうだな…」
慰めるつもりが最後には俺のほうが慰められる。
ここにいても俺の役目もなにもないと思い廊下にでると、草野のご両親が傷心しきった様子で座り込んでいた。
俺は会釈だけして家に帰った。
「おかえりなさい。あなた。」
家に帰ると妻の美由紀が笑顔で迎えてくれた。
俺はなんとも言いようのない気持ちがこみ上げてきて美由紀を抱きしめた。
「どうなさったの??なにか辛いことでもありましたか?」
優しい声音が俺の心を落ち着かせる。