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遠い日の約束。
第3章 言い伝え
『それは、いつの話だっか…
とある街に双子の姉妹がいた。
とても仲が良く、人もうらやむ程うつくしい姉妹だった。
姉は大人の女性のように物静かで働き者で名は美弥と言う。
妹は姉とは正反対な年齢より子供っぽく名は麻耶と言う。
2人には葉月と南和と言う幼馴染がいた。
葉月は美弥と恋中で将来を誓い合い、誰にも気がつかれないように愛を育んでいた。
そんな2人の関係を美弥の両親も葉月の両親も気がつき、双方の間では近い将来、結婚させようと話が進められていた。
しかし、妹の麻耶も葉月に好意を寄せており、いつしか美弥に嫉妬心を抱くようになっていた。
ある時、美弥の父親と酒を飲んだ葉月はそのまま離れで寝ることになり、そこに忍び込んできた美弥を葉月は抱いた。
全ての愛情をこめて大切に抱いた。
しかし、抱いたのは美弥ではなく……妹の麻耶だった。
麻耶は愛されて抱かれうれしく思い、葉月は美弥を裏切ってしまったと嘆き、ふたりに会うことが出来ずにいた。
それから1か月程した夜に麻耶は一人で葉月の家に訪れる。
1人で厠に行くことも出来ない麻耶がなぜ一人で葉月の家に来たのか…
実は、一度の過ちで麻耶は身籠ってしまった。
それを知らせるために麻耶はひとりで訪れた。
その行動に、一人で不安に耐えていた麻耶の心を思い、葉月は責任を取ることに決めた
とある街に双子の姉妹がいた。
とても仲が良く、人もうらやむ程うつくしい姉妹だった。
姉は大人の女性のように物静かで働き者で名は美弥と言う。
妹は姉とは正反対な年齢より子供っぽく名は麻耶と言う。
2人には葉月と南和と言う幼馴染がいた。
葉月は美弥と恋中で将来を誓い合い、誰にも気がつかれないように愛を育んでいた。
そんな2人の関係を美弥の両親も葉月の両親も気がつき、双方の間では近い将来、結婚させようと話が進められていた。
しかし、妹の麻耶も葉月に好意を寄せており、いつしか美弥に嫉妬心を抱くようになっていた。
ある時、美弥の父親と酒を飲んだ葉月はそのまま離れで寝ることになり、そこに忍び込んできた美弥を葉月は抱いた。
全ての愛情をこめて大切に抱いた。
しかし、抱いたのは美弥ではなく……妹の麻耶だった。
麻耶は愛されて抱かれうれしく思い、葉月は美弥を裏切ってしまったと嘆き、ふたりに会うことが出来ずにいた。
それから1か月程した夜に麻耶は一人で葉月の家に訪れる。
1人で厠に行くことも出来ない麻耶がなぜ一人で葉月の家に来たのか…
実は、一度の過ちで麻耶は身籠ってしまった。
それを知らせるために麻耶はひとりで訪れた。
その行動に、一人で不安に耐えていた麻耶の心を思い、葉月は責任を取ることに決めた