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SEASON
第2章 春は出会いの季節

「私はふとそんなことを思った。なぜあの人は………」

あぁ、なんて退屈なのだろう
俺はまるで小説の一説のように心の中でつぶやいた。

現代文、いわば国語の授業
先生が教室を歩きながら教科書を読む
タイトルも聞いたことのないような小説で
正直、真面目に聞く気などまったくもってない。

机の上にはノートと一応教科書が広がっている。
外側だけ見ればキチンと授業を受けているように見えるが、
その脳内とノートの上には
人には見せられない俺の世界が広がっている。

『官能小説作家』

それが俺のもう一つの顔である。
ネットの中での連載ではあるが、そこそこ人気があると自分でも思う。
本名、春樹の春の文字をとって
“春紫苑(ハルジオン)”というペンネームで活動している。

最近は小説を書くのが、更新するのが楽しみで
暇さえあればノートを広げて自分の世界に浸っている。
だから、こんなどうでもいいような授業は
執筆にもってこいの時間なのだ。

…しかし、今日はそういう訳にもいかなかった。

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