この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
《リベンジ★ラブ》
第1章 目の前に立つのは…
近くのスーパーに会議用の飲み物を買って会社に戻った綾香は両手に持つ500ml15本に買い物袋をロビーの椅子に置いて手をさすりだるさをやわらげた。

『えっと、中途採用の森部さんまた買い出し?会社の車を使えば楽に買い物出来たんじゃないかしら?』
外出前に席を外していた受付嬢が気の毒そうに声をかける。

『あたし免許持ってなくて車があっても使えないので』
綾香は手から視線をあげソバージュで長い髪の受付嬢を恥ずかしそうに見た。

手さすってるとこ見られた?

『男性社員たくさんいて買い出しくらい行ってもらえばいいでしょう?』
受付嬢はメモをめくりながらもっともな意見だと言うふうにうなずいた。

『男性社員がたくさんいてもお茶くみ係は新人がやるもんだと言われて…』
綾香はうつむいた。

『新人?あなたと一緒のあのイケメン君がいるわね?』
受付嬢はあのイケメン君というフレーズを目を潤ませ強調しているので彼女はイケメン君こと吉川に気があるのだろうかと思わせるくらいだ。

『吉川君はあたしより仕事が出来て忙しいみたいだから皆吉川君には最初の一度だけ、後は買い出しなんてあたしの係みたいにみんなが言うから、、、』
綾香はさすっていた手を握りしめた。

恥ずかしい、、、!
派手めな感じの受付の社員にあたしは何を言っている?

『あはは、かもしれない。イケメン君のほうが仕事出来そうだもの』
受付嬢は口元に手をやりおかしそうに笑った。

噂をすればなんとやらで階段を降りてきた吉川が綾香を見つけ舌打ちをして靴音を響かせながら近寄って綾香の前に立つと買い物袋を1つ持ちため息。

『買い物から帰ってきたら何でさっさと会議室に運ばないのさ?新人だからなめられても仕方ないと思わなくね?』
イライラともう1つ持ち吉川は踵を返し急ぎ足で階段を登ってく。

綾香は椅子から立ち上がり吉川の後を手ぶらでついていく。

怖い顔をしていた吉川君、あたしが何をしたというの?
また怒らすような何かミスを?

『成瀬コーポレーションでは何も言うな』
吉川が振り向いて綾香を睨んだ。

成瀬コーポレーション?
訳わからない、、、

綾香は不安と緊張で余計うつむいた。

『森部さんが遅いので迎えに行ってました、会議用のお茶が揃ったので会議出来ますよ』
吉川は勢いよくドアをあげ買い物袋からテキパキとお茶をテーブルに置いていく。
/35ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ