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《リベンジ★ラブ》
第1章 目の前に立つのは…
綾香は会議室には入る事なく自分のデスクに戻るべく歩きだし後ろを振り向くと吉川が会議室のドアを閉めるのが見え、
吉川は会議に出席するのだ。

あたしより後に採用の吉川くんは会議に出られてこの差は何?

前に部の女性社員から言われた事を思い出す。
◎「企画を考えても人前でプレゼンテーション出来る?」
◎「吉川は仕事をもらうより取りにくる感じだから今の内に覚えてもらいたいから会議に出させているの」

プレゼンテーションって考えている企画内容を伝わるように話す事、頭では筋よく考えていてもそのまま喋る事なんてあたしには無理かもしれない。
注目されると緊張しちゃうから。

あたしにはプレゼンテーションなんて向いてないのかもしれない。

◎「女はお茶くみしてればいいんだよ」
人見知りの自分を情けないと思いうなだれ下を向くと自販機のお釣り取り出し口が視界に入り彼女はお茶=お茶くみで彼氏である大学の先輩の言葉を思い出す。

先輩、こんな駄目な自分をくだらないと笑いとばしてください、、、。
頑張れば何かあたしにも出来る仕事があるんだと今の状況がくだらない事だと笑いとばしてください。

デスクに置かれたコピーする束をかかえコピー機の前で待機しつつくだらないが口癖の彼氏にメールを送った。

【楽出来ていいじゃん、がっつくのよしな、くだらない】
大学の先輩らしからね返事だったが今の綾香には刺さる言葉になった。

楽?がっつくのよしな?くだらない?
先輩はあたしの愚痴等くだらない事だと思うのですか?

枚数分を分けてポッチキスで留めて柳瀬部長のデスクに置いた時に当の柳瀬が部屋に入っできて引き出しから資料をより分けてまたドアノブに手をかけた。

『柳瀬部長頼まれたコピー出来てます』

『助かるよ、ありがとう』

部長は慌ただしくドアを閉め会議室に急ぐ靴音が次第に遠ざかる。
シンとした部に1人きりの綾香はため息をついた。

誰もいないのだから内緒でメールを打とうが怒られないのではあるが彼女は室内を掃除し始めた。

楽になんて生きられない。
一度リストラされたあたしにはもう2度とリストラなんて嫌だから立ち止まる事なんて出来ない。

先輩は何もわかってくれない!
知り合った頃はくだらない事は考えるなという言葉が嬉しくてただ先輩といるのが癒やされたのに今はすれ違いのよう?

恋も仕事もうまくいかない。
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