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《リベンジ★ラブ》
第1章 目の前に立つのは…
それから数時間が経ち昼時になれば会議に出ていた社員らも部のデスクに戻ってきて弁当を食べる者、ランチに出る者等それぞれの休みの過ごし方をする。

『でさ今の会議の第二項目なんだけど吉川が発言してて将来楽しみな人材かも』

『発言っていうかわからないとこを質問したっていう感じよ』
周りからそんな会話が聞こえて綾香は弁当フタをして食べる場所を探して近くの図書館へと入った。

シンとした静まりかえった広い室内では椅子をひく音さえ響きわたり周りを見るが本を探す浪人生がいるくらいだ。

フタを開け卵焼きを頬張る、甘くて美味しい綾香の母のり子の味を真似て作っている。

時にはオムライスにしたり懐かしの味はやはりのり子の味を綾香は作れるようになっていた。

静まりかえった館内では食べにくいと急いで食べ図書館を後にし歩いて会社に戻ると、
デスクにはコピーする束がいくつか置かれて内心コピーをとりに会社に来ているのではないとため息。

つまんない、唯に会いたい。
話を聞いてほしい。

【楽出来ていいじゃん】
不意にまた先ほどの先輩の返事を思い出す。

ここにいるならもっと打ち込めるやり甲斐のある仕事をしたいと思うの。
でもあたしはまだ採用されて数ヶ月しか経っていない、コピーが仕事でもわがままは言えないのよ。

みんなはみんな何やら忙しくパソコンをたたき柳瀬部長の周りに行き話しているのを綾香は羨ましく眺めながらコピーでもする束を手にしデスクから離れた。

みんな忙しそう、でもあたしには何も知らされていないから何もわからない。
でも吉川くんでさえ同じように忙しくしている、吉川くんでさえ。
あたしが出来ないから?

頭がいいと言われてきた10代、頭かいいだけでは立ち回れないのかな?

やるせない気持ちだよね、、、。

働くってつらいね。
頭の良さも人前でプレゼンテーションが出来ない内気さから何一つ活かされない。
つまらないよね。

綾香は泣きたい感情を我慢してコピーをとり始めた、つまらないと思う日常は過ぎていった。
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