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《リベンジ★ラブ》
第1章 目の前に立つのは…
様々なオフィスと緑の多い公園所々に点在するコンビニやスーパーを走りぬけると広い駐車場に入るとみんな降りて、綾香はÁ先輩に急かされビクビクしなが車から降りた。

見上げると成瀬コーポレーションとデザインされたゴシック体の文字が立体的に太陽の光に反射しそびえ建つ20階は、綾香の働く立川とは比べ物にならない規模といえる。

膝が震え陽射しがあたたかいのに寒気がするほど彼女はビビっているのはコピーしか出来ない自分には商談など出来ない場違いな場所に来たというプレッシャー、そして先ほどの車内でのみんなからの批判と諦めの言葉に打ちのめされていたからだ。

『やっと成瀬コーポレーションからうちと仕事してもらえると喜んでいたのに我々が出向いているのに名詞を渡されただけで話はしないという、何故なんだ?偽の森部まで連れて行ったのに、新人の森部等役立つはずないというのにこの商談はないも同然だ』
綾香は先ほどの車内で柳瀬部長の嘆きをまた再び思い出すと帰りたい駄々をこねたい心境を我慢する。

『森部指名とか、まさかあんた成瀬コーポレーションの誰かと寝たの?仕事出来ないくせに、さっ』
Á先輩の言葉さえも思い出す。

寝てなんかいません!
Á先輩なんか好きにはなれない!

なんで森部なんだというみんなの打ちのめされた思いは再びロビーの受付を済ませると会議の場所である10階へとエレベーターを利用する。

みんなが先に入り綾香は立ち止まってしまった。

『これでは先ほどのメンバー同じだと思うが、偽の森部さんは帰っていただきたい』
室内の奥から声が聞こえÁ先輩は恥ずかしさから肩を震わせ踵を返し綾香を睨み乱暴に階下へのボタンを押した。

『森部入りなさい』
柳瀬部長は相手の意向なら仕方ないと冷めた口調で振り返り促す。

震える体をどうやって動かせばいい?

ゼンマイ仕掛けの人形のように一歩ずつ歩んでいく森部綾香はうつむき泣きそうな顔をしていた。

ドアが閉まる、そして部屋の奥の椅子から立つ気配がしてゴングが鳴ったかのように商談の始まリ。

『2度待てないんだが立川との商談を始めようか、森部さん』

あたしではなく柳瀬部長なのに?

絨毯の床をかすかな靴音が近づいて綾香は顔をあげた。

目の前には茶髪のイケメン男性が綾香だけを見下ろしていた!

モデルみたいな顔に茶色い髪の人があたしを見ている?
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