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《リベンジ★ラブ》
第1章 目の前に立つのは…
『そういうつまらない事を言うものではないという事は我々どの商談破棄はなしという事だと考えていいのでしょうか?』
柳瀬は相手の言葉を捉え上手く商談へと持っていく流れをつくりたいように声色に期待を込めた。

『、、、森部さんも同席させるというなら商談を聞こうではないか』
茶髪イケメンは柳瀬の言葉に振り向き君等はまだいたのかという表情をする。

別室にて商談が2時間ほど、柳瀬部長と吉川は成瀬との仕事は最初で最後になるかもしれないといつもより5割増しの明朗さで解りやすく喋りホワイトボードに図を書いてプランを表していた。
そんな事をしなくても持参した資料にはすべて書いてあるというのにだ、柳瀬らの成瀬コーポレーションに掛ける思いはあついようだ。

相手の茶髪イケメンは資料をめくって何やら思案気味で時折メモをしている。

綾香はやはりカヤの外という居るだけの存在になっていて場違いな場所に居るんだという事を再確認していた。

午後1時に商談が終わり深々と頭を下げる柳瀬に続き吉川と綾香も同じ動作をする、

『お昼時を過ぎてしまい申し訳なく思っております、お早くランチを召し上がってください』
普段は言いもしないそんなセリフから柳瀬は成瀬コーポレーションと商談が出来て嬉しかったのだろう。

柳瀬、吉川、綾香の順に部屋を後にしドアを閉めようとすると彼女の後ろには茶髪イケメンが居て綾香を見ていた。

ドアノブを握る手がぎこちなくなる、やっと帰れると安堵した気の緩みはまた動作がゼンマイ仕掛けの人形のようになる。

『柳瀬部長やりましたねっ』
『吉川お前も良くフォローしてくれた、腹が減ったな』
『何食べます?』
等という彼らのオフの会話が綾香には遥か遠くに聞こえるかのように逃れたい思いと彼らに自分の存在に気がついてほしいと願う。

『柳瀬部長、吉川くん、あたしも』

『森部?相変わらず居るか居ないかわかんない奴だな、早く来ないとおいてくぞ』
吉川が振り向いて空腹で死にそうだという顔で急かした。

良かった!
体の緊張から逃れられる!

綾香は安堵しドアを閉め彼らの乗るエレベーターに歩き出した。

っっっ!!!

不意に腕を後ろから掴まれエレベーターに近づけない彼女は恐る恐る後ろを振り向くと茶髪イケメンが!

『森部乗らねぇの?』
吉川が急かす。

『君らは帰りなさい』
茶髪イケメンが笑う。
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