この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
《リベンジ★ラブ》
第1章 目の前に立つのは…
やっぱりこの人モテるみたい…
だから誘ったあの人あたしを睨んで唇を尖らせてきっと腹をたてているんだわ、そんなんじゃないのにっっ…
あたしはこの人とは関わりのないただの訪問者であって今日初めて会った人、、、。

おいで、という風に茶髪イケメンが綾香の腕から肩に手をまわし肩を抱く形でエレベーターの階下を示すボタンを押した。

『あのっ下に降りるなら何故私を引き止めたのでしょうか?私会社のみんなと帰りたいのに』
階下に降りるならもっともな疑問だ。

『ロビーに降りると思った?君は今にも逃げ出しそうな雰囲気だから3階と地下にカフェスペースがある、そこで話をしようか』
彼は綾香を外に連れ出せば何らかの手を使い逃げるだろうと判断し社内のカフェでランチをとる事にしたようだ。

そんな涼しい彼の顔を見て綾香は意を決して喋り始めた。

『カフェ?会社に帰ればお弁当がありますので私への気使いはなされなくても大丈夫です』
意を決し早口になり終えた時には息を大きく吸った。

『お弁当…相変わらず君はお母さんの味を全うしているみたいで、君らしいよ』茶髪イケメンは階下に降りてくエレベーターの中で意味ありげに小さくフッと笑った。

お弁当の玉子焼きがあたしらしい?
お母さんの味を全う?
どういう意味?
知り合いなら懐かしむ言葉は出てくるはずで会話の意味を理解しえるけどこの人とは初対面なはずなのよ。

玉子焼き………?
なんでこの人が玉子焼きにこだわるのかしら…………?

不意に綾香はいつか公園で告白シーンを思い出してしまう。

【半分しか食べない女の子を知っている】という茶髪くんを思い出すような甘酸っぱいセリフに逃げるように振り向かなかったあの日、あの時から公園には近づかないようにしていた。

ううん、漫画や小説の作り物の夢物語とは違い現実であってあたしはこの人を知らない。

そんな事を考えていた為に彼女はいつの間にカフェのフカフカのソファに座らされていて隣には茶髪イケメンがネクタイを少しだけ緩め彼女の顔を観察していた。

『ハッとしたり難しい顔をしたり何か言いたい事ありそうな気がしている』
おかしそうにまたフッと鼻で笑う彼はメニューを手にした。

『私帰らないと部長に怒られますっ』

『役にたたないと言いはってけなした柳瀬のところに?俺はそういうの気にいらないよ』
彼は横目で綾香を観た!


/35ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ