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《リベンジ★ラブ》
第1章 目の前に立つのは…
『役にたたないと…?そう言われても私は立川株式会社に採用されているから帰らないと気がひけるので帰りたいのです』
綾香は時間を気にし室内の時計を探し顔をかすかに動かし手は膝の上で握りしめる。

柳瀬らが帰ってから10分しか経っていないが彼女にとっては成瀬コーポレーションという名のしれた会社に居る事が落ち着かなく3倍もの時間が経過したように思えるのだ。

早く帰らないと!
仕事が出来ないと言われてもコピーしかやらせてもらえなくても立川の会社に帰らないといけない気がしてる、、、。

この人にあたしが仕事が出来ない事を知られるのが何故か恥ずかしい気がしているのはイケメンだから?
それとも茶髪だから?
それとも高そうなスーツを着ているから?

『気がひける?優等生の君らしい、帰りたい帰りたいと、だけど仕事が押して今はランチをとる時間だと思うがね』
当然だというように彼は定員を手招きしステーキとワカメスープ、彼女の為に親子丼を頼んだ。

他所の会社でゆっくりお昼という過ごし方は新人の彼女には出来ない考え、だからこそランチだという茶髪イケメンの考えにはついていず綾香は席を立ち歩き出す。

『これからランチだというタイミングに君の家では席をたたない、トイレだと言って逃げるのは禁止行為だ』
彼は綾香をジッと見ている。

トイレ?
そうよ!女子トイレまでは着いては来れないもん!

『トイレです』

『わからないと思うから着いて行こうか』

席を外すから料理を作るタイミングは待ってるように彼は定員に指示し綾香の肩に手をおく。

ええっ?
着いて来る?

地下のランチルームを出るとあらゆる方向への表示が文字やイラストでなされ綾香でもトイレには行けるはずだ。

嘘でもトイレに入っていくという動作は嘘をついているという気持ちからぎこちなくなる。

『ここで待っている』
出入り口で腕組みする彼。

恥ずかしいっ…
嘘なんだから…緊張で用なんかたせない!

『……嘘です、帰りたい口実の為だけ…あたし本当に帰らないと新人だから、どんな嫌味を言われるか…』
泣きそうな顔になる。

『……嫌味を言われる?今回の企画は君を同行する事で了解したと伝えておいてほしい』
彼は仕方ないという意味のため息をついた。

『柳瀬部長に伝えます』

帰れる!


『まだだよ、済んでいない』
彼は含み笑いをする。




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