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《リベンジ★ラブ》
第1章 目の前に立つのは…
聞く姿勢になっていないと上司でもない課の人に指図されてその人が嫌になる事、よくないとわかっているのに領収書を総務課に持って行く事がゆううつになっている事もよくないのに、あたしはそれを回避する事だけを考えている。

今井さんから柳瀬部長の事を聞く度に関係ないと反発したくなる。
柳瀬部長とエレベーター待ちで出くわした時逃げてしまった事実際の上司なのによくないとわかっている…
だけど仕事が思うように進まない事をあたしのせいにされると逃げたくなる…

掃除をして長いテーブルをかたく絞った布で拭き乾いた布で2度拭きをしている時廊下で誰かが言い争いをして上司が部下を頭ごなしに怒鳴っている声が会議室まで筒抜けだ。

『わかったな、じゃ帰るまでにやって持ってきなさい』
『…わかりました』
そんな会話に綾香はテーブルを拭くのをやめ聞き入って部下に同情した。

あの日柳瀬部長から怒られ会議室の掃除をしなさいと言われた時広報なのになんであたしが毎日掃除をしなくちゃいけないのかと反感を持ったけど、今は誰もいないひとりきりの会議室が落ち着く…
この空間が心地いい…
ただ会議は毎日のようにあるし時間までに用意しなきゃいけないってとこが追われるかな…
暑い日も雨の日もお茶の買い出しには行かなくちゃならないから大変だけどそこを差し引いても掃除の仕事が落ち着く…

綾香がするまでこの仕事の合間にするような雑用はどこかの課の誰かがやっていたが綾香がいて電気がついているとその人達はまた後で来ようと思うが掃除も買い出しも終わっている為に誰か担当がいるのかとその人達はしなくていい掃除に買い出しをしなくなる。
だから綾香ひとりきりの空間が出来る。

嬉々としてホワイトボードの文字を消しているとドアが開いて綾香は飛び上がらんばかりに驚いて振り向く。
そこには吉川秀(すぐる)が立っていた。

吉川くん何の用?
言葉にならないそんな気持ちが驚きの表情に出ていたかのよう。

『1か月と1週間ぶり?』
ワイシャツを腕まくりグレーのスラックスの吉川は無表情。

『久しぶりです、広報の時お世話になりました』
どもるように言う綾香は動揺して。

親切にしてくれたけど10日もするとあたしにパソコンすら教えてくれなくなった…

『顔の表情が広報にいる時より優しくなって落ち着いたの?』
吉川は皮肉っているのか本当にそう思うのか。
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