この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
《リベンジ★ラブ》
第1章 目の前に立つのは…
実家・森部家へと帰ってきた0時過ぎお風呂を済ませた綾香がブルーの部屋着を着てリビングへ。
『梅雑炊、遅いから消化にいい物にしたの』
向かいに座るのり子を見ながら口に運ぶ久しぶりのお母さんの味、
ほうれん草のおひたしまでつけてあった。
『何も聞かない方がいい?』
『ううん』
『会社の事?お付きあいしてる大学のサークルの…』
『んー…どっちも難しいなって…仕事は覚えればなんとかなるけど、
男の人のつき合いはもっと自然の成り行きでみてほしいっていうか…』
『あたしは短大卒業前に直人がお腹にいたから会社勤めはしてないけど、
育児が落ち着いた頃からのパート経験しかないけど急がなくていいのよ。
仕事も恋も綾香は綾香らしく、ね?』
『あたしらしくなんてよくわからない…
仕事も恋も2度しか経験ないし』
『隣の慎吾ちゃんと中川くんね』
中川…悠哉…くん
「つき合って」
慎吾ちゃんから言われてつき合い始めた高校1年の冬頃になるわ。
あたしが慎吾ちゃんと仲良くする佐伯あゆみへ嫉妬して学校帰り行き着いた先、学校からも家からも離れた公園で中川くんと出会った…
「バカやろう!」
そう言って怒鳴る彼に公園の遊具に隠れてたあたしは驚いて…
中3の期末試験結果が悪かったらしく落ちていた丸めた答案を拾い見てしまったあたし。
彼は3校受験しあたしの後輩になって…
それから…
ううん!
もういいの!
『お母さんもうあの人達は関係ないわ、
忘れたんだから』
『じゃあ…これは処分していいのね』
綾香は19歳の頃母親にお願いしたある箱を思い出した。
少ないお小遣いから彼がくれたプレゼント――…
『梅雑炊、遅いから消化にいい物にしたの』
向かいに座るのり子を見ながら口に運ぶ久しぶりのお母さんの味、
ほうれん草のおひたしまでつけてあった。
『何も聞かない方がいい?』
『ううん』
『会社の事?お付きあいしてる大学のサークルの…』
『んー…どっちも難しいなって…仕事は覚えればなんとかなるけど、
男の人のつき合いはもっと自然の成り行きでみてほしいっていうか…』
『あたしは短大卒業前に直人がお腹にいたから会社勤めはしてないけど、
育児が落ち着いた頃からのパート経験しかないけど急がなくていいのよ。
仕事も恋も綾香は綾香らしく、ね?』
『あたしらしくなんてよくわからない…
仕事も恋も2度しか経験ないし』
『隣の慎吾ちゃんと中川くんね』
中川…悠哉…くん
「つき合って」
慎吾ちゃんから言われてつき合い始めた高校1年の冬頃になるわ。
あたしが慎吾ちゃんと仲良くする佐伯あゆみへ嫉妬して学校帰り行き着いた先、学校からも家からも離れた公園で中川くんと出会った…
「バカやろう!」
そう言って怒鳴る彼に公園の遊具に隠れてたあたしは驚いて…
中3の期末試験結果が悪かったらしく落ちていた丸めた答案を拾い見てしまったあたし。
彼は3校受験しあたしの後輩になって…
それから…
ううん!
もういいの!
『お母さんもうあの人達は関係ないわ、
忘れたんだから』
『じゃあ…これは処分していいのね』
綾香は19歳の頃母親にお願いしたある箱を思い出した。
少ないお小遣いから彼がくれたプレゼント――…