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夏の華 〜 暁の星と月 Ⅱ 〜
第2章 初戀のひと

月城は気を失ってしまった暁を宝物のように大事に抱き上げ、寝室に運んだ。
ベッドに寝かせ、清潔なブランケットを掛ける。
暁の美しい黒髪には、月城が放った精が白くこびりつき、愛欲の残滓が露わになっている。
…暁をソファに押し倒し、くちづけしながら眼鏡を外そうとすると、その手を止められた。
「…今日は…眼鏡を掛けたままで…して…」
月城が眉を顰める。
「なぜ…?」
暁は少し怯えたような儚げな表情をして微笑った。
「…眼鏡を掛けた君に愛されたいんだ…」
…月城は黙ってそのまま、やや乱暴に暁の脚を押し開き己れの牡を暁のまだ硬い蕾のような花環に突き入れた。
「…んんっ!…は…あ…っ…ん…!」
強張る暁の細い腰を抱え、尚も狭い花筒の中に押し入る。
暁は月城の牡を淫肉で絡め取るように締め付け、喘ぎ声を上げた。
「…ああ…すき…つきしろ…すき…もっと…もっとして…」
…それからは、甘く淫蕩な沼に沈み込むように暁の身体に溺れた。
何回身体を繋げたか…覚えてはいない。
暁の中に叩きつけるように射精した精は、柔らかく解けた花環から溢れ出し、暁のほっそりした花茎から滴り落ちる花蜜はすっかり薄くなり、最後の吐精の後には身体を震わせ意識を失った。
…今日はもう、このまま眠りに就かれているかもしれないな…。
月城は、暁の身体を拭く準備をしに立ち上がる。
「…ごめんなさい…つきしろ…ごめんなさい…」
…暁が弱々しい声で譫言を繰り返した。
美しい彫像のような目尻から、透明な涙が溢れ落ちる。
月城は静かに微笑うと、指先で涙を拭い暁の清らかな額に優しくキスを落とした。
…そして、いつまでも愛おしい恋人の貌を眺め続けていたのだった。
ベッドに寝かせ、清潔なブランケットを掛ける。
暁の美しい黒髪には、月城が放った精が白くこびりつき、愛欲の残滓が露わになっている。
…暁をソファに押し倒し、くちづけしながら眼鏡を外そうとすると、その手を止められた。
「…今日は…眼鏡を掛けたままで…して…」
月城が眉を顰める。
「なぜ…?」
暁は少し怯えたような儚げな表情をして微笑った。
「…眼鏡を掛けた君に愛されたいんだ…」
…月城は黙ってそのまま、やや乱暴に暁の脚を押し開き己れの牡を暁のまだ硬い蕾のような花環に突き入れた。
「…んんっ!…は…あ…っ…ん…!」
強張る暁の細い腰を抱え、尚も狭い花筒の中に押し入る。
暁は月城の牡を淫肉で絡め取るように締め付け、喘ぎ声を上げた。
「…ああ…すき…つきしろ…すき…もっと…もっとして…」
…それからは、甘く淫蕩な沼に沈み込むように暁の身体に溺れた。
何回身体を繋げたか…覚えてはいない。
暁の中に叩きつけるように射精した精は、柔らかく解けた花環から溢れ出し、暁のほっそりした花茎から滴り落ちる花蜜はすっかり薄くなり、最後の吐精の後には身体を震わせ意識を失った。
…今日はもう、このまま眠りに就かれているかもしれないな…。
月城は、暁の身体を拭く準備をしに立ち上がる。
「…ごめんなさい…つきしろ…ごめんなさい…」
…暁が弱々しい声で譫言を繰り返した。
美しい彫像のような目尻から、透明な涙が溢れ落ちる。
月城は静かに微笑うと、指先で涙を拭い暁の清らかな額に優しくキスを落とした。
…そして、いつまでも愛おしい恋人の貌を眺め続けていたのだった。

