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夏の華 〜 暁の星と月 Ⅱ 〜
第5章 緑に睡る
初めて十市の手により、絶頂を極めた衝撃に紳一郎は暫く身体を小刻みに震わせ、息を切なげに弾ませていた。
そんな紳一郎を優しく抱きしめると、
「…坊ちゃん。…脚を開いてくれ…」
低い声で命じた。
「…じゅういち…」
快楽の余韻の中、ぼんやりと十市を見上げる。
十市の貌にはぎらつく劣情の色が漲り、その牡は先ほどより更に昂り、先端からは欲望の雫が早くも滲み出ていた。
紳一郎は息を飲む。
「…これで…あんたを濡らす…」
十市はその大きな手のひらを開いてみせた。
…今しがた紳一郎が放った花蜜がその節くれ立った指の間から滴り落ちる。
紳一郎は頬を染める。
「…濡らす…て…」
「…坊ちゃんのここは、女みたいに濡れないから…怪我をしないためにも濡らさなきゃならないんです」
そう武骨に説明すると、白い花蜜を丁寧に紳一郎の双丘のあわい…薄紅に硬く窄まった花輪に塗りたくる。
「…あっ…や…あ…」
びくりと身体を震わせる。
十市は紳一郎の艶やかな髪を掻き上げてやりながら囁く。
「…指を入れていいですか?」
「…ゆ、指…?」
「…濡らすだけじゃなくて、柔らかく解さないと…」
…坊ちゃんを傷つけたくないから…と、やや上擦った声で告げ、その長く太い褐色の指をゆっくりと花輪に挿し入れる。
「…んんっ…!…や…あっ…!」
初めての経験に紳一郎は呻きながら、男に縋る。
「…へん…なかんじ…十市…っ…は…あ…っ…」
「力を抜いて…。…ああ…坊ちゃんの中は…すごく熱くて…すごく柔らかい…」
自分の言葉に興奮したかのように、十市は荒々しく息を吐きながら、抽送を始める。
「…ああ…ん…っ…うごかし…ちゃ…や…だ…」
痛みとは異なる気怠いような甘い痺れが花輪の奥…肉筒に忍び寄る。
自然と腰が揺れ、十市に下肢を押し付ける形になる。
「…坊ちゃん…指を…増やしますよ…」
…十市の牡は恐ろしく昂り、かちかちに硬く兆していた。
紳一郎は頷くと、おずおずと十市の牡を握りしめる。
十市が低く呻きながら、紳一郎の中に中指も挿入する。
「…ああ…っ…ん…」
十市の指が中で卑猥な動きを始める。
「…や…っ…やめて…」
「…もっと慣らさなきゃ…俺のは入らない…」
紳一郎は堪らずに、火傷しそうに熱い男の牡を強く握りしめ、喘ぎながら告げた。
「…もう…挿れて…」
潤んだ切れ長の瞳が甘く囁く。
「…痛くてもいいから…早く挿れて…」


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