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夏の華 〜 暁の星と月 Ⅱ 〜
第7章 聖夜
「…貴方は私だけの淫らな娼婦だ…」
荒々しい律動は止めずに、月城は熱く囁く。
「何度抱いても飽きることはない…いや、年を重ねるごとに貴方に夢中になる…私は貴方に溺れる恋の奴隷だ…。本当に…タチの悪い淫婦に溺れてしまったよ…」
時々月城は、情事の最中に酷い言葉で暁を詰る。
しかしそれは、被虐性のある暁の快楽をより高める為の言葉の性技なのだ。

「…ひどい…」
暁は痺れるような快楽の中、啜り泣く。
激しく奥を突かれ、暁の身体は暖炉の前に摺り上がる。
燃え盛る薪の火の粉が飛びそうに近く、貌が火照るほどに熱い…。
けれども男に犯されている淫肉の方がずっと熱く、蕩けそうだ。

月城が暁の身体を引き戻す。
背後から、暖炉の炎の灯りに照らされた美しい彫像のような貌を近づけながら、微笑う。
「…私をこれだけ虜にしているのだから、貴方は私以外の男に身体と心を許してはならないのですよ…。
…この淫らな身体を…他の男に触れさせたら…」
月城の牡が、暁の最奥を凄まじい熱と力で犯し尽くす。
「…貴方を殺す…」
「…ああっ…!…いい…っ…!」
「…貴方を殺して…私も死ぬ…」
暁の白い肩口が噛まれる。
痛みより強い快感が暁を襲う。
「…はあ…っ…んん…っ…!…森…ころして…いま…いま…君の愛で…ころして…」
月城の手が後ろから暁の貌を捻りように振り向かせ、唇を貪る。
「暁…!」
「…んんっ…!…ああ…も…っ…達く…っ…達き…たい…!」
身悶える暁のか細い腰を、強く掴む。
「…私も…もう限界です」
色香が滲む掠れた声で告げる。
暁は押し寄せる快感の波に耐え切れず、もう声を出すことも叶わない。
ただ頷くだけだ。
「…出しますよ…貴方の中に…」
唸りながら力強い最後の抽送を繰り返す。
淫らな水音…白く泡立つ精が暁の太腿に滴り落ちる。
「…んんっ…!」
月城の低い呻き声と共に、暁の体内に熱く大量の牡液が発射され、淫肉の襞という襞に浴びせかけられる。
「…ああっ…!…あつ…い…っ…!」
男の熱い精を浴び、暁は悦楽の頂きに達する。
同時に暁の花茎から、白い花蜜がしとどに溢れ出る。
二つの快楽の凄まじさに、暁はそのまま意識を遠のかせ、敷物の上に倒れこむ。

すぐさま月城が暁を抱え上げ、その半開きになった花の唇に愛の言葉と息を吹き込む。
「…愛しているよ…暁…。貴方は死ぬまで私だけのものだ…」

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