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夏の華 〜 暁の星と月 Ⅱ 〜
第2章 初戀のひと
「…ああ…んっ…も…むり…」
暁はその夜も、何度目の絶頂か分からないほどに快楽を極めさせられていた。
その白く美しい肌には夜着の白い浴衣が辛うじて纏わり付いている。
背中までたくし上げられ、青白いまでに白い双丘を執拗に男に犯される…。
膝立ちさせられ、腰を高くあげるこの姿は余りに卑猥で暁は何度経験しても苦手だ。
…しかし、月城は敢えてこの体位を強いることを好んだ。
暁が羞恥に身悶える姿が堪らなく唆るからだ。
「…貴方の身体は凄い…こんなに深く何度も私を受け入れて…離さない…」
「…い…や…あ…いわない…で…」
ゆるゆると腰を遣われ、再び快楽の波に翻弄されそうなり、暁は涙ながらに訴える。
「…も…しない…て…いったのに…」

相変わらずあまり体力のない暁は、一晩で二度の性交が限界だ。
だが、月城は二度では満足せず、精を放った後すぐ様暁の身体を求める。
求められて嬉しいのだが、体力がないので捗々しい反応を返せない自分が申し訳なかった。
いつの間にか意識を失っていて…その身体を月城が思う様に犯しているのも、消え入りそうな羞恥を感じるのだ。
…意識のない自分に、どんなことをしているのか…
考えただけでも下肢が痺れるほどの興奮を覚える。
…今も…

「…も…やめて…気が遠くなる…」
これ以上、愛されたら間違いなく意識を失ってしまう…と、訴えたのだが…
「…いいですよ。…貴方は意識を手放されても…私が心ゆくまで、愛し尽くしますから…」
…と、甘く囁くだけで一向に腰を遣うのをやめてくれないのだ。
「…や…あ…ほんとに…む…り…んんっ…」
「…暁様…!…お許し下さい…貴方が欲しくて…止まらない…っ…」
徐々に男の律動が激しくなる。
暁の華奢な身体が前後に激しく揺さぶられる。
最後の抽送に向かう月城の動きは、普段の冷静でいささか冷たさを感じる彼とは別人のような優雅な野蛮さに満ちている。
それは恐ろしいほどの激しさなのだが、同時に意識が朦朧としだした暁を甘く痺れる生温かい悦楽の沼へと沈みこませるような快感であった。
辛うじて残る意識を振り絞り、暁は喘ぐ。
「ごめん…ね…また…気が…とおく…なっ…」
「暁!…っ!」
暁が意識を手放したのと、月城が熱く濃い牡液をその体内に浴びせかけたのは、同時であった。
暁は無意識に身体を痙攣させ、達した。
男は低く呻きながら暁の身体に覆いかぶさる。

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