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夏の華 〜 暁の星と月 Ⅱ 〜
第2章 初戀のひと
暁が意識を失ってからも、月城は彼を離さなかった。
体位を正常位に変えて、もう一度愛した。
暁の体内に放った牡液は溢れ出るほどで、月城がその雄蕊を抜き挿しする度に嫌らしい水音を立てるのが、更に彼の官能を高める。
愛する恋人に、無体しているような内なる加虐性が止まらなくなるのだ。
美しい人形のように脱力した暁を犯す…。
震えるような悦楽感を覚える。
暁への愛と執着は留まることを知らない。
それを月城は空恐ろしく思いながらも、そんな自分に陶酔する。
自分が暁に囚われていることが、彼の己れでも気づくことがなかった湿った歪んだ性的嗜好を満たすのだ。
…私は少しずつ狂っていってるのかも知れない…。
この美しく妖しい花のような愛しい人を…
いつか犯し尽く、奪い尽くして、殺してしまうのではないか…。
甘く痺れるような毒な快楽を味わいながら、月城は狂気じみた妄想に囚われたままくぐもった声で呻き、暁の体内に再度熱く滾るような精を思う様に浴びせかける。
「…暁様…!愛しています…!」
意識を手放している暁の薄紅色の唇が、僅かに震える。
月城は狂おしくその唇を貪った。
体位を正常位に変えて、もう一度愛した。
暁の体内に放った牡液は溢れ出るほどで、月城がその雄蕊を抜き挿しする度に嫌らしい水音を立てるのが、更に彼の官能を高める。
愛する恋人に、無体しているような内なる加虐性が止まらなくなるのだ。
美しい人形のように脱力した暁を犯す…。
震えるような悦楽感を覚える。
暁への愛と執着は留まることを知らない。
それを月城は空恐ろしく思いながらも、そんな自分に陶酔する。
自分が暁に囚われていることが、彼の己れでも気づくことがなかった湿った歪んだ性的嗜好を満たすのだ。
…私は少しずつ狂っていってるのかも知れない…。
この美しく妖しい花のような愛しい人を…
いつか犯し尽く、奪い尽くして、殺してしまうのではないか…。
甘く痺れるような毒な快楽を味わいながら、月城は狂気じみた妄想に囚われたままくぐもった声で呻き、暁の体内に再度熱く滾るような精を思う様に浴びせかける。
「…暁様…!愛しています…!」
意識を手放している暁の薄紅色の唇が、僅かに震える。
月城は狂おしくその唇を貪った。