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夏の華 〜 暁の星と月 Ⅱ 〜
第11章 海に映る星と月
…二度目の性交で月城の精を体内に受けた暁は、悦楽の波に全身を震わせながら磨き上げられた檜の板の間に崩れ落ちるように倒れこんだ。
「…ああ…悦い…っ…」
白い身体を小刻みに震わせ、絶頂に達した快楽の余韻に浸る。
月城はゆっくりと暁の淫孔から些かの衰えも見せない牡を抜き去る。
「…んん…っ…や…あ…」
抜いて欲しくなくて無意識に首を振る。
暁の花環は淫らな広がりを見せながら濡れた紅玉色の肉壁を晒し、男の牡を離すまいと絡め取る。
「…そんなに名残惜しいのですか…?」
薄く笑いながら暁のうなじに貌を埋める。
淫靡な花の薫りが漂う白い首筋に噛み付くようなくちづけを与えると、暁は甘く掠れた声で呻いた。
「…はあ…んっ…つきし…ろ…」

…褥で性交をすることを頑なに拒んだ暁を引き摺るように縁先の板の間に連れ出した。
「…ここで…するの…?」
寝室と異なり、硝子の引き戸に面した縁先は深々と冷える。
しかし欲情にその身体を火照らせた暁にはその冷たさが心地よいようで、ほっとしたように薄眼を開けた。
「ここなら敷布を汚す心配はありません…」
白い頬を薔薇色に染め、恥らうように…しかし密かに誘うように上目遣いで月城を見上げた暁を月城は荒々しく抱きすくめ、優雅な獣のように求めた。
暁の柔軟な身体は男をすんなりと受け入れ、あらゆる求めに対してしなやかに応えた。
そして自らも貪欲に男を求め、一度の性交に満足することなく、二度目の性交をも欲しがり、甘く密やかな声で啼いた。
「…もっと…もっとして…もっと犯して…めちゃくちゃにして…」


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