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寝取られ妻 3
第7章 シーン 7
「名前は詩織と言いますよろしくお願いします。」
 ホールスタッフに紹介されて、ホールチーフから担当のスタッフが決められた。美奈からここキャバクラ『ピンキー』の切り盛りはホールチーフの那智さんが全権を持っていて、マネージャーは経理面金銭関係と対外的な窓口と言う役割だそうだ。
 担当スタッフは美奈と同じ人であたしと年齢がさほど変わらない伊勢と言う学生っぽい青年だった。
「詩織さんさっそくですけど、指名が入ってます。美奈さんのお客様なんですが、詩織さんも指名すると言う事で。」
 初出勤でいきなり指名?美奈が呼んでくれるようにお客様に頼んだと思う。
 周囲が妙に照明できらきらして、恥ずかしいのと緊張でドキドキする。覚束ない足取りでスタッフの後を突いてボックスに向かう。
「詩織さんをお連れしました。」
 スタッフがあたしを紹介して下がっていく。
 ボックス席には美奈とその横にグレーのスーツを着た男性が座っていた。
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