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第8章 シーン　8

「だってさ、その他にレストランやラブホや飲み物等で結構かかるからさ。」
「たーさん銀座のクラブ使った接待で一晩に三十万かかったって言っていたじゃない。それから比べたら安いでしょ。それに相手の方と秘密の共有みたいな意識も出来て、接待としては営業効果は抜群じゃない？」
「まあ、上手く行けば、だけどね。」
「大丈夫よ、あたし達に任せなさい。」
「うーん、ちょっと迷うよな。」
「なにがよ。」
「相手の人ってのが結構真面目そうに見えるけど、まあ性的に若干アブの気はあるのは分かってるんだ。前回の接待の時、普段は二次会は突き合わないのだけれど、ＳＭバーに誘ったら表面上は渋々と言う感じを装っていたけれど、目はマジでのめり込んでいたもの。本当は女好きかちょっと倒錯っぽい趣味があるのかなと思ったね。ただ、女の子の好みはかなりシビアで、クラブ使っての接待でも好みじゃない子は傍に寄せない雰囲気なんだよな。」