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寝取られ妻 3
第10章 シーン 10
 美奈の言葉に少なからずどきっとした。確かにあたしと大輔のしている事は際限なくエスカレートしていく一方の様な気がする。あたしが望んだ事でもあるのだけれど、大輔はあたしにコントロールされているとは考えてはいない。もしあたしの想定以上のプレイを望んで来たらどうしよう?考えて見た事もなかった。今まではあたしの許容範囲内のプレイだったと言うことだ。もしあたしが嫌がるほどの内容までエスカレートしてそれがさらに激しくなってきたらどうするか?考えてもみなかった。
 飲み物やオードブルを片づけながら次第に不安になってくる。けれど今はそれをどうする事も出来ない。いつかは歯止めをかけなければいけない事実を認識するだけでも大きな進歩なのだろう。
 あたしと美奈は服を着替え、タクシーを呼び、清算を済ませてホテルを出た。浅田部長から連絡がいつ来るだろうと言うワクワク感とこんな事をいつまでも続けるわけには行かないと言う、美奈に指摘された不安の両方を胸に秘めて大輔の待つ家への帰路についた。
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