この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
隠密の華
第3章 二

髪の先から次々と、地面へ滴る雫。裸を見られても羞恥心などない。あるのは、早く設樂様を見つけ出したいという焦り――

「……小せぇな」

私の胸を見ながら桐が小さく呟くのが分かったが、私は落ち着き払ったまま再び質問した。

「抱いてくれるか?」

「ああ、分かったよ!だから着物を着ろ!」

「分かった……」

そのまま呆れた様に桐が返事をすると、ほっと安心する。……良かった。これで私からは処女の価値が無くなる。きっと明日、売られなくて済む。

「他の奴らに見られたらどうすんだ。ほら、着物」

「ありがとう」

「着がえたら行くぞ」

「何処に?」

「頭のとこ」


晒していた体へ渡された着物を羽織りながら、私は桐の言葉を聞いて不思議になった。




/247ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ